Abu Ambassadeur 好きなら誰もが一度は通るだろう
開高 健 先生
70年代の昭和が色濃く残る空気感と
少しだけ、やさぐれた雰囲気の中から
急に人間の生き物としての本質を突いてくる様な描写が飛び出してくる感じが
なんともたまらない
”オーパ!”に記されたブラジル暴力的なまでの大自然も良いが
氏の 各国での釣行を記した ”フィッシュ・オン” の方が自分はよく読むか
自分は開高先生の様に己の身を危険に晒す様な冒険釣行をしている訳でもなく
崇高な精神をもって釣りに取り組んでいる訳でも無いのだが
これを読んだ後、Ambassadeurを持ってタイで釣りをしていると
自分も一端の怪魚ハンターになった様な気になってくる
バラマンディ養殖池ツアー前夜には
フィッシュ・オンの一節を読み、5600cやタックル類の最終チェックを行ったあと
はやる気持ちを押さえてベッドにもぐりこむのだ
先生曰く
”大人と子供のちがいは 持っている玩具の値段のちがいだけである”
なるほど.....!