Tsuri-taro’s blog

タイでの釣りの事を中心に書いていきます

タイ国内での釣りという趣味の立ち位置

タイ王国は日本でもよく知られているように

仏教への信仰心が非常に強い国である

さらに日本で多数をしめる大乗仏教系ではなく

上座部仏教の教えに帰依している様だ

なので、他人に優しい人が多いし動物にも優しい

当然、殺生は忌避するべき対象だ

 

そんなタイの中で釣りという趣味がどの様な立場に居るのかを考えてみたい

 

■やはり、あまり歓迎はされない?

 周りのタイ人に週末釣りに行った話をしても

「また行ったんですか?好きですね...」

とやんわりと生暖かい笑顔で言われるだけだ

「ゴルフに行った」「ビーチリゾートに行った」と言う様な話をする時とは

明らかにテンションが違うのだ

タイ人の性格上 表立って否定的な事は言ってこないが

逆に肯定もしてこないし「一緒に行きたい」という話にも当然ならない

 タイでは徳を積む為に、お寺に参拝した際に

参道で売られている魚を川に離したりする人もいるぐらいだ

そん中で、食べるわけでもない魚を針にかけて引きずり回し陸に上げて更に池に戻す

という非生産的で残虐な行為は異常に映るのかもしれない

 開高健さんの書かれたフィッシュ・オンの一節にタイでの釣行記があるが

方々手を尽くしてポイントを調査するも

「漁」ではなく、「釣り」をする人が居ない当時(70年代)のタイでは

ガイドを見つける事すら儘ならず開高さんが非常に苦労している様子が窺える

 

■それでも居るぞ!タイアングラー

そんなタイの中でもアングラーは一定数居るわけで

いつも行く釣り堀 Pilot111にもローカルアングラーは居るのだ

今年の三が日に釣り上げたメコンナマズは大きすぎて

同行者と二人がかりでもあげられない様子を見て

タイ人のお父さんが助けてくれた (タイの人は優しい)

 日本ほどではないが、バンコク内にルアーを扱う釣具屋は有るし(サムネ画像) 

タックルベリーもタイ国内に3店舗ある

恐らくタイ国内で最も大きい釣具屋 Seven Seas Proshopには

タイブランドと日本を含む海外ブランドのタックルが3F建てのビル内に所狭しと陳列されている ※中でもRapalaの品ぞろえは中々だ

7Seasproshop Thailand
https://maps.app.goo.gl/DeEDw3Ca4XGYhV6f9

 

また、タイ国内にもAbuの愛好家は居る

FaceBookにはタイ国内のAbu愛好家のグループがあり

日本から個人輸入したであろうカスタムパーツをおごり

フルチューンした2500Cで渓流ベイトフィネスを楽しんでいたりする ...!



■タイに流通するルアーについて

 玉石混合と言った感じだが大きく分けて3つのグループに分けられると思う

・タイのドメスティックブランドのルアー

 価格もそこそこで、手作業できれいに仕上げられたウッドルアーなども多数あり

(タイの職人さん達は非常に手先が器用で仕事が丁寧だ)

タイに生息する魚種にターゲットを絞って製作しているので釣れる気がする

 ※また別に専用で紹介する記事を書きたいと思っている

・海外からの輸入ルアー

 日本ブランドとRapalaが強い印象

特にRapalaは各国に合わせてラインナップを変化させている様で

日本ではお目にかかれないルアーも有って面白い

日本から観光に来られるアングラーの方はお土産におすすめだ

・大陸の工場で作られたであろう素性が怪しいルアー

簡単に言ってしまうとパクリルアー

第一次バスブーム期のダイワ、コーモランレベルの物から

試作金型が流出してるんじゃないか?と思ってしまうレベルの物まで様々

実はこのグループが一番面白いのだが

日本製ルアーのコピー商品が多く出回っている状況を

あまり快く思わない人もいるだろう

しかしながら正規の日本製ルアーのタイ国内での価格と

タイで一般的に売られているルアーの価格を比較すれば

パクリルアーが日本製ルアーの販売を阻害しているという事は無い様に思う

 

以上がタイで釣りをしていて感じた事だ

これ以外でも知りたいことが有ればコメントを頂ければ可能な範囲で回答させて頂きたいと思う

 

次回は、来週末のバラマンディ爆釣ツアーに持参する予定の

ルアー紹介でもやろう